オフィスで打ち合わせをするチーム

CASE SD-06

ServiceNow ITSM によるサービス申請承認ワークフローの構築

ServiceNow ITSM を活用し、社内の IT サービスに関する申請受付から承認、担当部門による対応、完了確認までを一元的に管理するワークフローを構築。サービスごとに異なる申請項目や承認条件を整理して共通の窓口を整備し、申請内容に応じた承認依頼と対応タスクの割当てを自動化しました。

プロジェクト概要

お客様エンタープライズ企業(非公開)
事業領域System Development
規模社内 IT サービスの申請受付〜承認〜担当部門対応〜完了確認の一連のワークフロー(サービスカタログ、申請フォーム、承認処理、対応タスク、通知、アクセス制御)
期間申請業務の整理 → カタログ・フォーム設計 → 承認ルート実装 → タスク・通知連携 → 業務シナリオ検証・運用整理の 5 ステップで構築
支援範囲
  • 対象サービスと現行申請業務の整理、申請項目・承認条件・対応部門・完了条件の要件定義
  • サービスカタログ、申請情報、承認処理、対応タスクを関連付けた全体構成と業務フローの設計
  • 申請フォーム、入力チェック、申請状況の確認機能の設定・開発
  • 承認ルート、条件分岐、対応タスクの割当て、処理結果の通知に関するワークフローの実装
  • 申請者・承認者・運用担当者の役割に応じたアクセス制御と操作権限の設計
  • 業務シナリオ・分岐・通知・権限の検証、継続運用に必要な管理手順の整理
技術
ServiceNow ITSMサービスカタログ承認ワークフロータスク自動割当アクセス制御
使用サービス・製品ServiceNow ITSM/サービスカタログ/申請フォーム/承認ワークフロー/条件分岐・タスク自動割当て/通知・リマインド/ロール・アクセス制御/申請・承認履歴管理

お客様の課題

社内の IT サービス申請では、サービスごとに受付方法や必要な情報、承認者が異なり、申請者が手順を確認しながら個別に依頼する必要がありました。申請後の承認状況や対応状況も把握しにくく、進捗確認のための問い合わせや、担当部門間の引継ぎに手間がかかっていました。

運用面では、申請窓口と入力項目の標準化、入力不足による手戻りの削減、申請内容や所属部門に応じた承認ルートの明確化、承認依頼・対応タスクの割当て漏れの防止、関係者ごとに必要な進捗情報の可視化、申請内容と承認・対応履歴を後から確認できる管理方式が求められました。受付画面の共通化に加え、承認からサービス提供までを一連の業務として管理する基盤が必要でした。

進め方

申請業務の整理を起点に、ServiceNow 上の申請フォーム、承認条件、対応タスク、通知を一体として設計しました。まず対象となる IT サービスについて、申請者、入力項目、承認者、対応部門、完了条件を整理。各サービスに共通する処理と固有の業務ルールを切り分け、共通化できる部分を標準的なワークフローとしてまとめました。

利用者が目的に合ったサービスを選択できるよう、サービスカタログと申請フォームを整備。必須項目や入力内容のチェックを設定し、申請時点で対応に必要な情報がそろうようにして、受付後の確認負荷を抑えました。承認は申請内容に応じて承認先を決定し、必要な承認を順に進めるワークフローとして実装。却下や申請取消時の扱いも整理し、処理結果を申請者が確認できるようにしました。

承認完了後は担当部門へ対応タスクを割り当て、申請受付からサービス提供までを継続して管理できる構成に。承認依頼や処理結果の通知を組み込み、関係者が必要なタイミングで次の対応を把握できるようにしました。検証では正常な申請・承認に加え、入力不備、却下、取消、承認者が決まらない場合などを想定したシナリオを実施し、申請の滞留確認、承認者や担当部門の変更、問い合わせ対応など継続運用に必要な管理手順を整理しました。

構成と対応のポイント

サービスカタログによる申請窓口の統一

IT サービスの申請窓口を ServiceNow 上に集約し、利用者がサービスを選択して必要事項を入力できる構成に。サービスの説明と入力項目を整理し、申請方法や依頼先を個別に調べる負担を抑えました。

業務ルールに応じた承認処理

申請種別や所属部門などの条件をもとに、必要な承認先へ依頼を送る仕組みを構築。承認条件と後続処理の開始条件を明確にし、必要な承認が完了してから担当部門の対応へ進むよう制御しています。

承認後の対応タスクまで含めた一元管理

承認処理だけで業務を区切らず、担当部門によるサービス提供と完了確認までを申請情報に関連付けて管理。担当者が依頼内容と承認結果を確認しながら作業を進められる構成です。

進捗の可視化と通知

申請者が自身の申請状況を確認でき、承認者や運用担当者が対応待ちの案件を把握できるように。承認依頼や完了通知に加え、未対応案件の確認・リマインドを行う運用を整理し、申請の滞留を把握しやすくしました。

役割に応じたアクセス制御と履歴管理

申請者、承認者、運用担当者の役割に応じて、申請情報の参照・更新範囲と操作権限を設計。申請内容、承認結果、担当部門の対応履歴を関連付け、問い合わせや業務上の確認に必要な経緯を追跡できます。

サービス追加や組織変更を考慮した構成

入力項目、承認条件、担当部門などを整理し、共通処理を再利用しやすい構成に。サービスの追加や承認ルールの変更時に影響箇所を確認しやすくし、継続的な業務改善に対応できる設計としました。

成果

担当した工程

その他の導入事例

Cloud Integration CASE CI-01

EDI 基盤の Azure PaaS 移行・構築支援

Azure / PaaS / App Service / SQL Database / IaC

次期 EDI 環境を Azure PaaS 中心のゾーン冗長構成で設計。Azure CLI 一式とパラメータシートで、お客様自身が再現できる形で引き渡し。

詳しく見る →
Cloud Integration CASE CI-02

大学向け Azure Virtual Desktop 環境の導入支援

AVD / Entra ID / FSLogix / Azure Files

学生用・教職員用の2テナントにまたがるAVD環境を、PoCから本番展開まで支援。

詳しく見る →
Cloud Integration CASE CI-03

Azure OpenAI による社内チャット・ドキュメント検索の PoC 支援

Azure OpenAI / AI Search / App Service / Teams / Power BI

社内向けチャットと生成AIドキュメント検索の2つのPoC環境をお客様のAzure上に構築し、Teams連携とPower BIダッシュボードまで提供。

詳しく見る →

導入事例一覧へ→

同様のプロジェクトをご検討中の方へ

要件が固まる前の段階でも、現状と目的の整理からご相談いただけます。

✉ お問い合わせフォームへ→